恋愛映画の話

【(500)日のサマーを観た】微妙な女心まで理解しちゃうと疲れちゃうよって話

この前、飲みの席じゃないけどバーベキュー中に男友達と映画の話になりました。

筆者が最近見て面白いと思った映画、『(500)日のサマー』とマイフェイバリットムービー『シュガー&スパイス』について。

どちらも、(簡単に言ってしまえば)微妙な女心に振り回される男性目線の映画ですが、これを理解できちゃう男性ってどうなのって思っちゃったんですね。恋愛上級者なのでしょうか? それとも損する体質なのでしょうか?

『(500)日のサマー』はリアルすぎる恋愛映画

『(500)日のサマー』は2009年のアメリカ映画で、ミュージックビデオを手掛けてきたマーク・ウェブさんの長編デビュー作。脚本のスコット・ノイスタッターさんの経験した、実際のロマンスに基づいて作られたそうです。

実際の出来事が基となっているだけあって、恋愛のストーリー展開がかなりリアル!

 

筆者は人間の夢物語のような映画はあまり好きではなく、現実に起こりそうなあわよくばハッピーエンドではない映画が大好きです。バッドエンドではなく、ハッピーエンドではないという部分が重要。

 

邦画で言ったら、沢尻エリカさん柳楽優弥さん主演の『シュガー&スパイス~風味絶佳~』や、ドラマですが『モテキ』とか。現実を突きつけられる系ですね。

 

『(500)日のサマー』も、言ってしまえばそんな感じ。女子と男子のリアルな恋愛観を描いていて、リアルな心のすれ違いを描いていて。

特に、ヒロインのサマーが序盤に「私、真剣に付き合うつもりはないの」と言うセリフが良かったです。

真剣に付き合う気はないけれど一緒にいてみたい。もしかしたら何かが生まれるかもしれない。

そんな経験がある女子は多いんじゃないかなぁ。

 

むしろ、お互い好きになって、胸キュンを経て、告白し合って、付き合う……そんな恋愛が“普通”と思われがちですが、それはあくまでもファンタジー。

現実世界はこんなパターン、滅多になくない?

 

なんとなく一緒に居てみて、時には男女の関係になって、それでなんとなく「ずっと一緒にいたい」と思えて、気が付いたら付き合いたいと思っていた。

相手に告白されたから、別に好きではないけど合格ラインだから付き合って、だんだん好きになった。

 

現実の恋愛って、こんなもんじゃないでしょうか。

 

それに対して、相手役のトム・ハンセンの間抜けぶりったら……。

サマーを運命の相手を決めつけて、「真剣に付き合う気はない」と言っていたサマーに無理矢理約束を求めて……。そりゃ、うまくいかないのも当然です。

だって、サマーの方は運命なんか感じてなかったんだから。

 

いや、間抜けなんじゃなくて常識的にいったらトムの方が普通のことを言っているのかもしれません。

そりゃあ、やることやってる男女なんだから、この関係をハッキリさせたいというのが当たり前。

 

だけど、サマーは最初から「真剣に付き合うつもりはない」と言っていて、それを承諾したのはトムの方です。彼氏彼女の関係になりたいと怒ったトムに対して疑問を抱くのは、間違っていません。

 

誰かの所有物にはなりたくない。そう言ったサマーの気持ちの裏側には、「あなたの所有物にはなりたくない」という意志が隠されていたように思えます。

その時点で、運命を感じていたのは自分だけだったと気が付くべきだったのかもしれませんね。

まあ、誰かに運命を感じている人にそんな冷静さなんてないかもしれませんが(笑)。

『シュガー&スパイス』の場合

筆者のマイフェイバリットムービーである『シュガー&スパイス』も同じ。彼女が求めてるのはそこじゃないよー!ともどかしい気持ちになりつつも、何もできない柳楽優弥さんに共感できる男性も多いと思います。

ですが、この手の恋愛映画に共感できる男性は、どうなんだろう?とふと思いました。

 

『シュガー&スパイス』で恋愛観が変わった!という男友達。女は甘さだけを求めるんじゃない。時にはスパイスも大事。そういう教訓を得たんですかね。

 

その瞬間は、そんな微妙な女心が分かるなんて、めちゃくちゃ恋愛上級者じゃん!と思いました。

“女は甘さだけを求めるんじゃない。時にはスパイスも大事”

これって言葉にしたら簡単ですが、恋愛観が変わるくらいちゃんと理解するには、微妙に揺れる女心を理解しないといけませんから。

女子が見て「わかるー!」って言うのとはわけが違います。

 

ですが時間が経ってよく考えてみると、そこまで細かい女心が分かっちゃうのって、逆に苦しくない?と。

微妙な女心が分かっちゃうからこそ、気を使いすぎて自分がダメになっちゃうんじゃないかな。疲れちゃうんじゃないかな。

 

女心と秋の空って言葉があるように、女心はいくら定義したところで常に微妙に揺れ動いています。定義するだけ無駄じゃね!?と思うこともよくあります。女同士だって、分からないことだらけ。

だからこそ、先回りするんじゃなくて、振り回されるくらいがちょうどいいのかも。先回りするだけの体力が無駄って言うか。

 

だから、女心なんて分かったフリだけしといて、うんうんって頷いていればいい。元も子もないけど、結局はそんな単純な答えに行き着くのでした(爆)。